2005年9月アーカイブ

情報解禁!映画「サイレン」

はやくも9月が最終日。
ホントに時の過ぎるのが早いよなぁ。

撮影のほうはというと、関東近辺でロケがわずかに残るのみで、
クライマックスシーンに関しては、昨日ですべて撮り終えました。
そして、クランクアップの日も、もう間近。

我がCG会社としては、これからが本番!
撮影以後のデジタルデータを、セコセコと日夜加工するのであります。
みなさんの目に触れる時を夢見て、
「いちま?い、にま?い、さんま?い・・・・」
と、連番画像を直しては、日々体力を吸い取られ、
最後には、
「うらめしや?」

・・・くだらねぇ・・・、冗談はもういいって。


で、タイトルの「情報解禁」ってことに話をもどさなければ。

先日、この映画の情報解禁がされました。
ようやく、タイトルその他、口に出せます。

"映画「サイレン」"

監督:堤幸彦
主演:市川由衣

堤監督とは今回がはじめてなのですが、
またすばらしい出会いができた気がしてます。
確実に何かを得ることでしょう。


映画の詳しい内容は、どっかのスポーツ新聞でも見てください。
ちょこっとだけ載ってます。
(こんなんで宣伝になってますかね?)

とにかく「サイレン」撮影もいよいよあとわずか!
この続きは、また後日!

我が家、そしてまた地方・・・

もどって来ました。我が家に。
20日間も田舎に行ってると都会のせわしなさに息苦しくなる。
たぶん、そんなに変わらないであろう空の景色もこっちで見るとまったく感動しない。
(向こうではあんなにもカメラで撮ってたのに)
気分の問題かな・・・。

こんな都会でも自分の家だけは落ち着く。
(年寄りの決まり文句みたいだが)
使い慣れた洗濯機で洗い、座り慣れたソファでTVを見、
いつもの枕で眠りつくことの心地よさ。
長い時間をかけて住みやすいように変えてきてるんだから、当たり前か・・。

会社ではいつもと全く変わらない雰囲気。
なんかリアクションくれよ、って言いたくなるくらい社長に興味なし。
作業が忙しいそうなので、俺もじゃれつきませんが、
こんな時くらいかまって欲しいもんですなー。
(なんか寂しい人っぽいじゃないか!)
と、ボヤキもこれくらいにして、

明日からまた地方でロケ再開。
会社的にはもっとも重要なシーン。
ある意味メインイベント。
ということで、帰ってゆっくり寝ます。

島生活最終日!

とうとう島の生活も今日で最後。
撮影は無事に終わり(都内でのスタジオ撮影とかは残ってるけど)、
明日の朝には、この島ともお別れです。
そう考えると残惜しいような、寂しいような・・・。

まったく知り合いのいないところからはじまった撮影だが、
時間と共に、監督をはじめとしていろんな人と仲良くなって、
随分居心地のいい状態になった。
(それでもまだ話したこともない人が多数なんだけど)

5日ほど前の撮影休みには、10人ほどが集まって登山にも行ってきた。
1時間ほどで登れる小さな山だが、頂上からの眺めは格別!
登っている時の、苦しさ、暑さ、後悔、すべてが吹っ飛ぶ。
自然の雄大さには、CGなんて足元にもおよばないことをあらためて痛感させれられる。
あー、なんて気持ちのいい時間なんだろう。
こんなことがウチの社員達とも共有できたら幸せだろうなーと、ふと思う。

次の社員旅行には、どっか山に登れるところがいいなぁ。
なんて。(運動嫌いなやつがいたな、何人か。やらないかなぁ)

思い起こせば、すべては楽しい思い出だけ。
もちろん、仕事で来ていることなので、大変なこともあるが、
パソコンの前にいるだけでは、感じられない刺激がたくさんある。
こういった、経験をウチの社員にも還元できるような会社にしなくては。
そして俺の代わりにジャッジできるような人間を育てなくては。

・・・・と考えてると、
結局、会社かよと。

仕事人間、島に行っても治らず。

そうだよな。
その後のことを考えたら、感傷にひたってる場合ではない。
お前には休息はないぞ!と天の神様も言っておるではないか?
(誰じゃい)
この作品だって、まだ撮影が全部終わってるわけではない。
まだまだこれから!気合を入れなおすぜ!

って、これから島での最後の酒飲んできまーす。

つい先日まで、我が社

つい先日まで、我が社でCG制作をしていたドラマが近々放送されます。
それも2日後に。

17日(土)19時57分から一挙に4時間!
フジテレビ系列
「学問の秋スペシャル 日本の歴史」
ってやつ。

では、
ちょっと番組解説。
簡単に言うと日本の歴史を邪馬台国から近代まで、ターニングポイントになるお話を
ドラマ仕立てだったり、ミュージカル仕立てだったり、クイズだったりと
いろんな表現で20本、紹介する番組なのです。
(テレビ欄とかに書いてる内容まんま)

ウチが関わっているのは「関が原の戦い」、「織田信長」の2本!

どういったものかは、見て確かめてください。
(告知が遅すぎたよな?。2日でどれだけの人がこのブログをみてくれるんだろう?)


とにかく、それだけ!
では

何日だ?

もう、何日目なんだかわからない。
そんなことどうでもいいって。とにかく毎日が撮影なのです。

今日はフェリーでの撮影。往復6時間の船の上。
やられました。船酔いに。
乗り物酔いなんて、気にもしない人だったはずだが、
さすがに今回のはひどかった。えらい揺れた。
それも、外を見てればまだいいのかもしれないが、
船内でモニターを見て、台本を見ての繰り返し。
そりゃ、酔いますよ。

役者さんも吐くし、スタッフも乗って10分くらいで倒れてた人もいたしね。
最初はみんな笑っていたが、徐々に、殺伐とした雰囲気が漂う。
(その中で子役の子は頑張ってたなぁ・・・)
誰も他人の面倒なんか見る余裕なんかありません。
みんなの発言回数もどんどん減ってくる。
俺もできるだけ酔いを気づかれないように振舞ってたつもりだけど、
全然ごまかせれてないと思う。
顔は普通でも、油汗いっぱいかいてたし、口数すくなかったし。

なんとか、片道の3時間で撮影は終わったのだけど、
その間、いつ吐いてもおかしくなかった。
実際、トイレに何度か吐きに行こうとしたぐらいだしね・・。

その後、撮影自体は終わっても、
帰るためには復路3時間があるんだから、もう絶望的。

寝るしかありません。

で、寝ました。


結構、熟睡。
なんだ、わけねぇじゃん。(イキナリ強気)
わりかし気分よく帰ってきて、待機組みのスタッフには、
「往路はきつかったけど、復路は気持ちよかった」
って余裕ぶっこいた発言。
でも、胃のムカツキはウソつかない。
胃液が出過ぎてて、食道の方までチリチリする。
やっぱりウソです。復路もやばかったです・・・。
余裕なんかありません・・・。

だが、船の上で見た景色の美しさ、自然のすごさ、風の気持ちよさは
まぎれもない真実。
船酔いとの代償としては、十分すぎる。(代償って償いじゃないし。代価?)
とてもいい経験で、いいものが見れ、いい資料がとれたと思う。


・・・でも、当分、船はいいです。あと5年は乗りたくない。

その後、夜から酒を呑んだくれる。
そして深夜、ホテルにもどり、日記を書きながら、
この胃のムカツキは、酒か、・・・船か・・・。
自問・・・。

答えでず。

島生活7日目

今日は撮影休み。
今日が休みであることを見越して、昨日の夕方に
ウチのスタッフをひとり、島に呼んで打ち合わせ。
おいおい、この前ネットミーティングがどうたらと自慢げに言ってたばっかりじゃないかって
突っ込まれそうだけど、ネットミーティングだけでは済ませられない用事もあるのです。
(何だそれって、思うだろうなー。俺もだもん。何でネットで片付けられないの?ん?)
まぁ、とにかく昨日の夜はは久しぶりに気心の知れた人間と酒を飲みながら、
俺のいない会社の状況を聞く。
(どうであれ、それだけでとりあえず安心する。そういうもんです)

その後、ホテルにもどりTVを見る。
ニュースで東京杉並区が記録的な大雨だと流れる。
いつもなら気にもしないニュースだが、そのときばかりは少し違う。
上荻と荻窪が2000世帯ほど浸水しているという。
それって、ウチの近くじゃん!大丈夫かよ!って急に心配になる。
会社も近くだし、寝てる場合じゃないって、とにかく会社に電話してみる。
そんな時でも何人かは仕事をしている、わが社。
のんびりした声で、
「どうしたんですか?。全然大丈夫ですよ?」
ああ、いいね?。そののんびりした感じ。
どんなに大変な時でも、世の中やっていけそうな気にさせてくれる。
実際、会社近辺はたいしたことはなかったらしいが、
警報そのものも含めて、まったく気にしてないスタッフどもに、ある意味感謝。
大変な時、トンでもない時に、いかに冷静にいられるかってのは、すごい重要なこと。
心広く、大きくありたいもんだね。

で、今日、久しぶりの休みにゆっくり眠りました、とさ。

撮影2日目!

撮影2日目

なんて蒸し暑い島なんだ。
じっとしているだけで、タラタラと汗が流れていく。
それにも係わらず、どこの店に入っても全然涼しくない。
冷房してんのか?この島でもクールビズってか?
とにかく、この島はまだまだ夏全開って感じです。

昼にお払いをすませて、夜から本格的な撮影再開。
1シーンだけの撮影だが、大掛かりな仕掛けの為、準備に時間がかかる。
特撮には全く絡まないので、俺はほとんど見てただけ。
数人いた野次馬達とたいして変わらない観光気分で見てた。
撮影後、ひとりで近くの居酒屋にノートパソコンを持ってでかける。
そう、俺の泊まってるホテルではネット環境がないのだ。
だからといって、あきらめては話にならない。
この仕事以外にも、刻々といろんなプロジェクトが進んでいるのだ。
メールが読めないのでは死活問題。
そもそもこの時期に、20日間も社長不在で大丈夫かぁ?って俺自身も心配でしょうがなく、
いろいろ方策を練ってはみたが打開策はなく、しかたなく来るはめになったのだ。
せめて通信環境だけでも確保しようとホテルを探しても、ネットをひいてるホテルはなく、
それならばと無線LANのホットスポットがどこかにないかと探したら、
やっと今泊まっているホテルの近くに、ホットスポットのある居酒屋を見つけたのだ。
そして、さっそくカメラテスト。
カメラを使ってネットミーティングが出来るようにと持ってきたもの。
これで会社との距離感がぐっと縮められるだろう。
多少ゴタついたが、なんとか会社とつながり、
何人かのスタッフと状況確認をして、それぞれ指示をだす。
それにしても、ホントに便利な世の中だね。
やっぱり顔を見ながらできる会話ってのは、声だけよりも確実に情報が多いし、正確。
資料をメールで交換しあえば、同じ画像を見ながら会話ができるし、
この仕事にはとても向いてるアイテムだと思う。
もっと普及すればいいのに。
その為にはこういった島も(ホテルも)含めたインフラの整備を早急にしてもらいたいものです。

そう。だって、居酒屋でひとり、ノートパソコンに向かってブツブツと喋ってるってキモチ悪くない?
さらに、時々ぶち切れてるし(回線じゃなく、感情のほうね)。
お願いだから、ホテルの部屋でさせてよ。
今後俺は、毎日のようにこの居酒屋に通って、パソコンに向かってブツブツ言ってるのを見られ、
そのうち、「キモイおじさん」と呼ばれるようになるのだろうか・・・。
頼むから、インフラの整備を・・・。孫さん・・・。

SEARCH

このブログを購読する