映画「運命じゃない人」

前から気になってた映画「運命じゃない人」を見た。

有名な俳優は誰もでてないし、監督も新人みたいですが、
とてもよかったです。近年見た日本映画では一番よかったです。
何がよかったって、とにかく脚本がよく練れてるところ。
あまり詳しく書くと、これから観る人に怒られるからやめとくけど、
複雑になりがちな構成を、しっかり整理してわかりやすくみせ、
ちゃんとエンターテイメントしてます。

とにかく、じっくり時間をかけて練られている感じを受けます。
そう考えると、日本映画であまりいい本(脚本)にお目にかかれないのは、
やっぱり準備時間が少なすぎるからじゃないかと思った。

知り合いのプロデューサーの方も言っていたが、
日本とアメリカの映画制作では、脚本にかける時間は決定的に違うと。
それはたぶん日本とアメリカの制作システムの違い、はっきり言えば時間とお金の余裕の
違いがそうさせているのではないか。

せっかく題材自体はいいものをいっぱいもっている日本なのに、
アウトプットで失敗しているなんてもったいないよな。
脚本だけでなく、じっくり時間をかけて物づくりをしたいものです・・・。

話はそれたが、よかったらどうぞ。
(現在、この映画は全国で渋谷しか公開されてないんだよね。もっと広げればいいのに・・)

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