月末まであと少し。
相変わらず社内は納品に向けて殺伐としてます。
ここのところの俺は、先週からVFXのスタッフとして映画の撮影に立ち会ってます。
朝６時くらいには起きては、調布の方のスタジオに行き、もどりは午前３時過ぎとか。
今日は６日ぶりの撮休日。
俺なんかVFX（特殊効果）のチェックで監督の後ろからモニターを見てるだけなんだけど、
カメラマン以下現場のスタッフはずーっと動きっぱなし。
頭が下がります。
映画１本となると、これが１?２ヶ月間続くんだから
そりゃ大変です。
（我々の納品間際の生活も負けないぐらい過酷ですけどね）
当然、深夜になればスタッフのイライラも募っていき、
殺伐とした空気が流れる。
それを飄々と交わす、監督。

「はい、リテイク！もう一本！」

いいです。この負けない感じが。
撮りたい画が撮れなければ、スタッフが疲れていようが、
役者が疲れていようが関係ない。
そのこだわりの姿勢は見習いたいです。
まぁ、反対意見も多いでしょうが、
俺はものづくりをする上では、必要な要素だと思う。
最後の最後、あとひとふんばりにこだわる。
そこでワガママを言える。なおかつそれが通るキャラクターである。
それって、結構監督の重要な素質のひとつだと思う。
俺の知るかぎりで、優秀な監督だなと思う人はみんな
この最後のこだわり、というかワガママがすごい。
（ワガママっていうとひどい感じがするなぁ、もっと好意的な意味なんだけどね）

今回の監督もそのひとり。
尊敬できる監督のひとりです。
俺も端くれながら演出をしてる身としては
後ろで見ていて勉強になることがたくさんある。
時間を長く拘束されるが、後々そこで勉強したことは生かされそうな気がする。
（そうでありたいなぁ）

そして、あさってからまた撮影の続き。
次の撮影場所は、伊豆諸島のどこか！（詳しい場所は秘密）
それも、約２０日間！
さてどうなることか・・・。
時間を見つけて、島生活をリポートします。
それでは。