1週間ほど鹿児島のとある町に映画の撮影で行ってきた。
泊り込みの地方ロケは久しぶりな気がする。
何年ぶりか？・・・。20世紀3章でいろいろ行った以来かな。
いやトリック以来か？トリックって泊まりあったか？
んー、思い出せない。歳なんで・・・。

詳しくは言えないが、ロケ地が珍しい所というのもあって、
行く前からすごい楽しみにしていた。
砂浜や、漁村、棚田、その他いろいろ。
ものすごく高いところとか、地下とか、はたまたヘリ空撮とか。
短い期間に忙しなくいろんなところで撮影した。
それでも出番のすくないVFXスーパーバイザーという立場では、
基本のんびりしたもの。
出番がこなければ、カメラもって資料写真とったり、
風景とったり、ブラブラしながら・・・観光か？って。

そんな、もっとも働いてないような人間がなぜか一番日焼けをしてるし・・・。
そんなにブラブラしてたのか？
んー、謎。
（現在、皮が剥けはじめて無残な姿）

久しぶりの地方ロケはリフレッシュにはとてもいい機会だった。
のんびりした空気、穏やかな人達と接してると、
東日本の災害が遠い国のことのように感じてしまう。

それでもこちらでは震災とは別の事情を抱えている。
新燃岳の噴火や、昨年流行した口蹄疫。
ヘリから地上を望むと、火山灰で屋根が灰色になってる町もあり、
農地では口蹄疫の消毒用の石灰がそこかしこにばら撒かれてるのが見てとれる。
どちらも宮崎が現場ではあるが、影響は九州各地に広がってるのだ。
災害の大きさは違えど、ここでもいろんな問題があるのだと痛感。
ヘリに乗るだけでもいろんなことを考えさせられる。

今後あの町に行くことはあるだろうか・・・？

わからないが、今と変わらない景色が残る限り

いつか行ってみたいと思う。